鉄道計画の案

別に鉄オタじゃないけど、ちょっと提案してみた。今年2月くらいのmixiです。




★リニア駅付近に国際空港の新設
2025年に東京ー名古屋間で開通するリニア中央(俗に言う、リニアモーターカー)が、甲府駅付近に途中駅が建設される案が濃厚ですが、比較的用地がありそうな甲府(←偏見)の、市街部から少し離れたところにリニアの駅を作り、隣接して国際空港を作るという案。

東京から国際空港へのアクセス:


現状:約55分、2740円(N'EX)
リニア:20分弱、約6000円(予想)

更に、名古屋からも25分程度と、客観的には魅力的な案に見えるけど、山梨県としては市街部にリニアの駅を作りたいだろうし、県内の飛行場建設はあまり気が進まないだろうから、難しそう。

では、JR東海の自費建設に伴って諏訪をスルーされそうになって焦っている長野県知事。長野県ならば、「駅が出来ないくらいなら飛行場の建設も止むを得ない」という立場で上の案を受け入れるかもしれない。もちろんJR東海は利用客が増えるから喜んで駅を作るだろうけど、リニア中央のルート決定までの短期間に飛行場建設の用地買収が行えるかと、東京から25分強の所要時間で需要が見込めるかが疑問。


田町車両センター跡地にリニア中央の駅
東北縦貫線建設に伴って田町車両センターの機能を尾久に移転する件で、跡地にリニア中央の駅を建設しようという案。
そもそも、東海道新幹線の終着駅(東京)が3面6線であることを考慮すると、リニア中央の終着駅にも同等の設備が必要となるけれど、大深度地下にそれほどの規模で建設すると相当の費用がかかりそう。また、リニア中央を東京まで建設すると、横須賀線の東京トンネルや汐留の都市計画に干渉する恐れもある。更に、大深度の駅までの徒歩アクセスに時間がかかるようでは、せっかくのリニアの速達性が失われてしまう。

そこで、品川駅臨時ホームの片方を潰して、リニアが地下に潜るスペースにし、田町車両センターの跡地に3面6線のリニア終着駅を建設すれば、地上からリニア駅へのアクセスもスムーズで、建設費も抑えられる。
なお、この場合は、田町車両センターの縮小化に伴って新設されるJR山手線・京浜東北線泉岳寺新駅(仮称)をリニア駅と接続させると地理的にちょうど良いと思う。


★山手ー京浜東北の対面乗り換え
上で述べた「臨時ホームを潰す」というのは、今年3月のダイヤ改正湘南新宿ラインの異常時折り返しに品川駅15番線(新設)を使えるようになり、臨時ホームの必要性が薄れたからですが、上の案以外にも以下のように臨時ホームを転用する案も有効です。
<発着番線(案)>
1,2.山手線(内回り) (ラッシュ時交互発着)
3.山手線(外回り)
4.京浜東北北行
5.京浜東北南行
(6.現6番線は撤去し、わずかに狭い現7.8番線のホーム拡幅にあてる)
7,8.東海道線(東京方面)
9,10.臨時ホーム(品川始発の高崎線etc. も使用?)
11,12.東海道線(横浜方面)   以下は現状と同じ。

朝ラッシュ時の1〜4番線の酷い混雑は、京急から東京方面への乗り換え客と、京浜東北から大崎方面への乗り換え客によるものだけど、上記の案ならば
・山手線の東京方面を交互発着にすることによって、ダイヤ乱れの緩和、ホーム混雑の緩和
京浜東北ー山手を対面乗り換えにすることで、階段の混雑を大幅緩和
というメリットがあります。

配線を組み替え、ホームを拡幅するだけなので、簡単な工事で実現できて多数の乗り換え客が恩恵を被るのにこの案が上がらないのは、恐らくJRにとってのメリットが少ないからでしょうね。山手線のこの区間は競争相手がいないので、特に投資する必要もない、と。