煙草の本数とストレスの関係

以前のモアイ君の記事と似たような内容なことに今気づいたので、ちょっと気が引けつつも、6日ぶりの更新です。


最近、父の煙草の本数が増えている気がします。
我が家では、2002年の健康増進法に合わせて、煙草は外で吸ってもらうようにしています。だから、室内で煙草を吸っているのを見かけるたびに咎めています。


さて、ちょっと数学的に考えて見ます。
1日の煙草の本数Nは、潜在的な煙草の本数aと、ストレスによる項bSの和になるとします:




この式が比例関係になるように、「ストレス」を定量化したと思ってください。


煙草を1本吸うたびに、一定の確率αで僕or母に咎められ(或いは屋外で孤独を味わうことで)、qだけストレスが増加すると考えられるので、1日あたりのストレス増加量⊿Sは、




と書けます。但し、煙草以外の要因によるストレスの増加や減少が考えられるので、定数を加えた。
ここで、2002年以前は20年以上の間、煙草の本数が一定(N_0本とする)だったことから、N=N_0のときにNは増加しない、したがって、第1式よりSも増加しないことが分かります。
このことから、(他の要因が昔と変化ないという仮定の下で)定数が定まって、



となります。


これを第1式に代入すると、




となります。但し、⊿tは1日を表します。
6年間は1日に比べて十分長いので、この比を微分に置き換えると、



となります。


モアイ君とは違ってストレス減少の項を含めたにもかかわらず、指数関数的増大の解が得られてしまいました!


次に、パラメータの大きさを見積もってみます。1日の本数N_0 は、20本くらいだと思います。
2002年をt=0 にとって、数ヶ月前までの6年間、Nの変化は1本以下だったのですが、ここ3ヶ月で3本ほど増えました。
でもランダムなばらつきの影響で真のNは求まらないので、低く見積もって、6年間での増加が1本、その後の3ヶ月での増加が1本としても、




となります。

大変だ!このままじゃ、1年後に52本、2年後に532本と増え続けてしまう!! なんとかしなきゃ!!



・・・指数関数的増大が起こるインチキ(笑)なモデルを立てると、こうやって簡単に数学が苦手な人(=父や母)を騙せるんですよね。


こういうトリックって、色々応用が利きますよね。
蚊を絶滅させても生態系の個体数が乱れないモデルを立てて、政治家に見せれば、向こう20年くらい夏が快適に過ごせそう♪  (その後のことは知ったこっちゃない)