羊が一匹、羊が二匹・・・


無垢な少年「ママ〜、眠れないよぉ」
無粋な大人「そういうときは羊を数えなさい」


小さい頃、一度は耳にしたことのあるこの迷信。実際試しても、全然眠れるようにならない。。。
親にしても、本当に羊を数えて眠れるようになると思っているわけではなく、適当な理由をつけて早く子供を寝かしつけたいだけだと思う。


「羊を数えると眠たくなる」と言われたら、無垢な少年(=若き日の双パラ君)としては、もっともらしい理由を考察してみたくなる。
そして、あれこれ理由を考えていると、ますます目が冴えて眠れなくなるのだ。



やはり詰まるところ、頭が回転してしまうと眠れなくなり、反対にリラックスするとよく眠れるということだと思う。


実社会で色々なタスクを抱えている大人は、眠たくないときに眠ろうとしても、自分の抱えている問題が次々と脳裏によぎって、眠気がさめてしまうのだと思う。そんな大人が羊を数えると―――羊と聞くとあれこれ考察したくなる奇特な大人でない限り―――リラックスして眠たくなるのだと思う。
一方で、そもそもタスクを抱えていない子供にとっては、羊なんて数えても効果は期待できないのだと思う。


読まなきゃいけない本が溜まっている僕は、今寝ようとして羊を数えることで、見事に現実から目をそらすことに成功し、心が和らいだ。
よかっよ。もし僕が無垢な子供だったならば、「羊を数える」という迷信に対して答えを見つけた喜びで、急いでブログに書きこんで、結果として眠れなくなるところだったよ・・・。


ん?あれ??