東横線のダイヤ

今回は、使いやすいダイヤということで定評のある東横線のダイヤについて考えてみる。東横線のダイヤは、今のダイヤのままでも十分便利なのだが、強いて挙げれば以下のような欠点がある。

  • 東横線との接続の都合で、目黒線も15分サイクルになるので、南北線三田線への接続が悪い(白金高輪駅での対面乗換で発車待ちが生じうる)
  • 日比谷線が5分サイクルになるので、日比谷線の各メトロ線への接続が悪い(6分サイクルならば都合が良い)
  • 上り線の特急発車後、渋谷方面への次の有効列車まで時間が空く駅が多いので、次に来る急行電車が混雑で遅れて、下り線の急行発車や、その次の下り特急の横浜到着が遅れる
  • 横浜ー元町中華街間の特急が、先行列車の関係でスピードを出せず、3駅通過するメリットが失われている


最初の2点を解消したければ、6分サイクルで特急と各停1本ずつにする案が誰でも思いつくだろうが、それでは供給過多なのと、多くの駅から渋谷に向かうのに乗り換えが必要になってしまい不便なので、急行を残しつつ12分サイクルでダイヤを組んでみた。(時刻表で切り捨ててある秒に関しては、正確に考慮したわけではないので、もしかしたら不具合があるかもしれません…)




これだけ見ると、急行通過駅がだいぶ不便になったように感じるかもしれないが、これに日比谷線直通電車と目黒線を加えて書いてみる:




新高島や代官山を見ると、有効列車が減っただけなので不便だが、菊名―中目黒間のいずれの駅も不便を被っておらず、一方で優等列車の本数を増やし、メトロとの接続を良くすることができたので、さほど悪くないかと思う。
馬車道日本大通りを見ても、元町中華街ー渋谷間の所要時間が短縮になっていることから、(上りと下りのタイミングをうまく設定することで)元町中華街折り返しで特急を利用する場合の渋谷への所要時間短縮に繋がっている。