次の一手2

ぼっちな僕は、久しぶりに将棋でも指してみた。相手がいないので、自分同士で(´;ω;`)



(図は、△3四玉まで)


先手玉に必死をかけられてしまった後、後手玉を追い詰めている最中です*1
さて、この後の詰め手順はどうしたら良いでしょう??





単純に攻めると、


▲3五飛 △2四玉 ▲1六桂 △1四玉
で、打ち歩詰めで困ってしまうのですが、正解は

▲3五飛 △2四玉 ▲8四竜
です。以下、

△6四桂 ▲同竜 △同歩 ▲1六桂 △1四玉 
で、今度は桂馬が持ち駒にあるので、

▲2六桂*2 △同香 ▲1五歩 △2三玉 ▲3二飛成 △1二玉 ▲2三角成
のように詰みます。


打ち歩詰めを回避するために、わざと相手玉の逃げ場所を作ってあげるというのは、詰将棋の本で見かけることはあっても、実際の対局で出会うのは初めてだったので、ちょっと嬉しかったですw


しかも、もし手順を誤って、▲1六桂 △1四玉 と指した後で ▲8四竜 としてしまった場合、


△2四歩 ▲同竜 △同金
と、相手が玉の逃げ道を作らないように受けることができるので、詰みません。かと言って、上図でいきなり ▲8四竜 としてしまっても、△2五玉と脱出されてしまいます。


ちょっとした手順前後がポイントになる終盤戦って、面白いですよね。


敵玉の逃げ道を作らせる攻め方と、自玉の逃げ道を作らないような受け方」がちょっと面白かったので、ブログに書いてみました♪

*1: (1月12日追記)このエントリーを公開してから5日間、図に3二の地点の歩を書き忘れていたため、単純な5手詰めの問題になってしまっていました(^^;  それなのに誰からも指摘がなかったということは、誰も読んでくれてないということでしょうか・・・(汗

*2:打ち歩詰め逃れの手順にこだわらないならば、▲2六桂 の代わりに、▲1三角成 △同玉 ▲1四歩 △同玉 ▲2六桂 △1三玉 ▲1四金 △1二玉 ▲3二飛成 と強引に詰ませる手順を見つけてしまったので、エレガントさが失われてしまった気分でした(´・ω・`) 盤面右上の駒の配置をいじれば、この別解は消せるのかもしれませんが・・・。